パンフレットとチラシの違い

パンフレット制作に必要なものはなんでしょうか?
基本的にはチラシ制作に必要なものと変わりません。テキストと写真があればパンフレット制作が可能となります。しかし、チラシ制作の場合とは違って、店舗から自宅に持って帰ってもらう。しっかりと読み込んでもらうために上質な感じ、読みやすいレイアウト、厚めの用紙という要素が違ってきます。

[パンフレットとチラシの違い]
他にもパンフレットとチラシの違いとしては、掲載する情報の鮮度や制作日数の違いなどがあります。
例えば、リクルートや営業に利用する会社案内の場合、掲載する内容は決算内容や事業内容等、半年~1年間は変更しない情報となります。こうした情報を掲載する場合には、パンフレット制作によって高級感を出すことが望まれます。

しかし、大量に配布するイベント案内や最新のニュースを掲載したもの、即時性が求められる情報の場合、パンフレット制作のように時間をかけて制作していたのでは情報の鮮度が落ちてしまいます。こういった掲載情報の場合には、すぐに大量印刷してすぐに配布できるチラシ制作が合っています。

このようにパンフレットにするかチラシにするかは制作日数、制作コストも大きなポイントになります。

使用する写真についても、色の再現性が高い高級塗工紙を使ったパンフレット制作とチラシ制作に利用される薄めの用紙では見た時の印象が大きく異なってきます。読ませる内容か、魅せる内容かによっても制作方法を選択する必要があるでしょう。

パンフレット制作に使用される印刷用紙各種

今回はパンフレット制作に使用される印刷用紙をご紹介したいと思います。パンフレット制作に使用される用紙には一般的に用いられる用語とは違った言葉も少なくなく、いきなり出くわすと面食らうことも少なくありません。一緒にパンフレット制作に関する用語を含めて勉強していきましょう。

[パンフレット制作;用紙の種類]
印刷の際に用紙の選択は印刷物の仕上がりに非常に影響を与えます。印刷用紙が違えば、インクの乗りや反射率が異なるため、同じデータでも仕上がりが違ってきます。

◆アート紙
表面に光沢が出るように加工した塗工紙の一種で、色の再現性が高く、美術書、カレンダー、雑誌の表紙などに用いられる比較的高級な印刷用紙です。

◆コート紙
上記のアート紙と同じく、塗工紙のひとつです。アート紙に次いで高価な印刷用紙で、美術書、ポスター、パンフレット、またカラーページに使用されます。パンフレット制作の際には選択候補の一つに挙がる印刷用紙です。

◆マットコート紙
コート紙と同じく表面をコーティングした印刷用紙です。しかし、アート紙やコート紙と違い表面のツヤを消してしっとりとした質感と手触り感があり、落ち着いた雰囲気を演出してくれます。光沢がなく光を反射しないため、可読性に優れています。

◆上質紙
コーティングを施していない印刷用紙です。コート紙やマットコート紙などの塗工紙に比べて発色は落ちます。

このように印刷用紙には様々な種類があり、用途によって使い分けられます。読ませるパンフレット、魅せるパンフレットによって用紙を変えることがパンフレット制作には欠かせないポイントだと云えます。

レイアウトや配色

パンフレット制作について、レイアウトや配色デザインは重要なポイントとなります。
パンフレットは謂わば会社の顔でもありますから、読みにくかったり、配色やデザインが汎用なものであれば印象もそれだけ薄いものになってしまいます。例えばコーポレートカラーを使用する場合も配色を変えることで印象も鮮やかになるものです。

[パンフレット制作;レイアウト設計]
例えば会社案内であれば、表紙には会社名やロゴを掲載します。裏表紙には住所や地図を配置するケースも多いです。更に表紙裏には代表者(社長)の顔写真と共に挨拶文を掲載するのがオーソドックスな制作レイアウトです。しかし、あまりスタンダードなスタイルですと、印象が薄くなることもあり、レイアウトを大胆に変える制作スタイルも多くなっているようです。

また、事業内容や業務案内には写真を効果的に配置することでパンフレットが鮮やかなものに仕上がります。写真はパンフレット制作に欠かせないものです。社員が活き活きと仕事をする様子を写したスナップ写真や商品を効果的に説明する紙面はパンフレットの十八番となっています。

[パンフレット制作;効果的な配色]
全体のカラーイメージや基本カラーの統一はパンフレット全体をしっかりと引き締めてくれます。また配色と同時に使用するフォントサイズや書体、各要素のバランスなどデザインはパンフレット制作の重要なポイントとなります。基本レイアウトを十分にデザイナーと打ち合わせた後は、配色・フォントについてはプロに任せていくつか素案をもらうというのもいいと思います。

パンフレット制作のポイント#2

前回にひき続いてパンフレット制作におけるポイントの一つ、パンフレットのスタイルについてご紹介しましょう。前回ご紹介した「二つ折りタイプ」、「観音開きタイプ」は比較的内容をコンパクトにまとめる際に利用されるスタイルです。

対して今回のパンフレット制作スタイルはより詳しい情報をいれこみたい場合のパンフレットスタイルになります。

[パンフレット制作;様々なスタイル]
◆中綴じタイプ
二つ折りタイプのパンフレットを重ねて折りの部分で綴じるタイプの制作スタイルです。当然ページ数は、8ページ、12ページ、16ページと増えていきます。オーソドックスな小冊子タイプのパンフレットになりますから、見る人に安心感と落ち着いた雰囲気を与えることが出来ます。二つ折りタイプに比べて、綴じにコストがかかります。

◆ポケット付タイプ
A4サイズの用紙が収まるポケット付フォルダータイプのパンフレットです。中に差し入れるチラシを入れ替えることでタイムリーな内容に差し替えるのが容易となります。また内容のボリューム変更もフレキシブルに対応できますから、季節毎に内容を変えるパンフレットなどに適しています。さらに、差し込みのチラシを入れ替えるだけなので、中綴じタイプのパンフレットにくらべてもリーズナブルな価格で内容変更も可能となるため人気の制作スタイルとなっています。

このようにパンフレットの制作スタイルには様々なタイプがありますが、いれこむ内容や予算に応じて制作スタイルを変えることでキャッチーなパンフレットを制作することが出来ます。

パンフレット制作のポイント#1

パンフレット制作の目的、大まかなコンセプトが固まったら、具体的にパンフレット制作におけるポイントについて確認していきましょう。パンフレットは人に手に取ってもらい読んでもらうことが大切ですから、そのスタイルや読みやすさは大切です。

やっぱり、せっかくパンフレット制作するならカッコイイ方がいいですもんね。

単純な見開きタイプのパンフレットよりも、三つ折りとか観音開きタイプにしてインパクト強めにすることで見る人の印象も大きく変わってきます。パンフレットに入れ込む中味のボリュームや写真を使用するかどうかによっても使い分けたいものです。そこで今回は代表的なパンフレットのスタイルをいくつかご紹介してその特徴なども確認していきましょう。

[パンフレット制作;様々なスタイル]
◆二つ折りタイプ(折り×1回)
A3サイズで印刷したパンフレットを二つ折りにしてA4サイズの大きさにしたタイプ。A4で4ページ分と、コンパクトに内容をまとめたお手軽なタイプです。加工も1回の折りだけで済みますから、コストもあまりかかりません。

◆観音開きタイプ(折り×2回、3回)
A4サイズの用紙を3枚繋げて、2回折りを入れる(A4/6ページ仕様)タイプ、A4サイズの用紙を4枚繋げて、3回折りを入れる両観音開きタイプ(A4/8ページ仕様)があります。両方に紙面を広げることでダイナミックに展開する事ができますし、中面に写真を大きく挿し込むことでビジュアルにも訴えることが可能です。

パンフレットの中味

今回はパンフレット制作の際に最も大事になる、パンフレットの中味について考えていきましょう。

パンフレットといっても様々ですが、何のためにパンフレットを制作するのかを明確にしておきましょう。
商品パンフレットなのか、会社案内パンフレットなのか、入社案内パンフレットなのかといった目的用途によってパンフレットに盛り込む内容が変わってきます。パンフレットを見てもらうターゲットを明確にすることは、どのようなシーンで使用され、どのような効果を期待するのかということが決まってきます。

このようにターゲットと目的を明確にしないままパンフレット制作を進めてしまうと、デザインは良いけど何が言いたいのか分からないパンフレットや目的の見えないパンフレットが出来上がることになってしまいます。

[チェックポイント]
◆ターゲット
『誰に、何のために、何を伝えるのか』を明確にする。

◆目的(期待する効果)の設定
・新商品の紹介パンフレット・・・販売促進
・リクルート資料・・・人材確保
・会社案内資料、事業案内資料・・・企業の存在価値アピール

◆部数・配置方法
・会社案内として数カ月以上使用するものなのか
・新商品発売に合わせて集中的に配布するのか
・季節性をだすのか

こういったチェックポイントに加えて、予算や発行時期などに合わせてパンフレット制作の全体像を作り上げるのが制作初期にしておきたい活動になります。ここがしっかりと固まっているかどうかが、パンフレット制作が成功するかしないかの重要なポイントになります。

パンフレット制作の目的

今回からパンフレット制作の流れについて数回に渡って解説していきたいと思います。初回の今回はパンフレット制作の目的です。なぜパンフレットが必要なのか、パンフレットの使用目的を明確にすることによって、質の高いパンフレット制作を目指しましょう。

[パンフレット制作の目的]
パンフレットが利用されるシーンを想像してみましょう。パンフレットは多くの場合、会社を始めて訪れたお客さんに会社のことを知ってもらうため、営業マンがお客さんに商品説明するためのツールとして、リクルート活動の際に会社の歴史のこと、会社のビジョンや将来性を知ってもらうために利用されます。

つまり、初めて会うお客さんに会社のこと、商品のことを知ってもらうためにパンフレットが利用されることがわかります。

パンフレットは会社や店舗、商品にとっての”顔”だということであり、営業マンにとっては重要なコミュニケーションツールだということです。そんな重要な役割を担うパンフレットが古い情報しか掲載されていない、体裁が整っておらず読みにくい、デザインも悪く安っぽいという印象を与えてしまっては第一印象で悪い印象を持たれてしまいかねません。

やはり何事も最初が肝心なのはパンフレットも同じだということです。

たかがパンフレット制作と思われるかもしれませんが、パンフレットにはこのような重要な役割があるのですからゆめゆめ疎かにしてはなりませんぞ!・・・というのが、私の個人的な意見です。

印刷用語;トンボ他

今回はパンフレット制作のための基礎知識として印刷用語の勉強をしていきましょう。
キレイにパンフレットを制作するためには、基本的な印刷用語の理解は欠かせません。一緒に印刷用語を勉強していきましょう。

[印刷用語;トンボ]
印刷用語なのに”トンボ”と聞いてもピンとこないですよね。あまり馴染みのない言葉かもしれません。もちろん昆虫のトンボはご存知だと思いますが、あながち関係ないとは言えないんですよ~。

印刷制作物は、仕上がりサイズよりも少し大きめの紙に印刷し、後で断裁・製本して仕上げるのが一般的です。断裁、製本、多色刷りの指標として付けるマークのことをその形からトンボといいます(十字に直線が重なっています)

[印刷用語;断ち落とし、断ち切り]
パンフレット制作の場合、紙の端まで印刷されていますが、大きめの紙に印刷して裁断して仕上げるため端まで上手く塗られているというわけです。一般的なパンフレットのように端まで綺麗に塗られている印刷制作物を『断ち落とし』とか、『断ち切り』と云いますが、大きめに印刷したものを裁断することからこのように呼ばれています。

[印刷用語;塗り足し]
写真やイラスト、網、パターンなどの図版原稿をページいっぱいに配置したいとき、原稿サイズより3ミリ以上はみださせて配置しますが、その部分を「塗り足し」といいます。この塗り足しが無いと、断ち落とししたときに白地が見えてしまって綺麗に仕上げることができません。

パンフレット制作は何処に頼めばいいの?

会社案内や店舗におく商品パンフレットなどパンフレット制作を希望する方は多いと思います。しかし、パンフレット制作は何処に頼めばいいのでしょうか。

自分で商品パンフレットの原稿制作が出来るという方の場合は、原稿を印刷業者に渡して印刷してもらえばOKですが、原稿から制作をお願いしたい場合にはどこがベストなのか少し迷いますね。印刷会社に原稿制作からお願いしてもいいものかどうか・・・。

結論からいうと印刷会社では原稿制作からお願いしても全然大丈夫です。

直接印刷会社にパンフレット制作をお願いする場合には印刷会社の営業担当者と打ち合わせをして原稿制作や必要なら写真撮影までお願いすることが出来ます。

また、もうひとつの方法として、広告制作会社に原稿制作をお願いするという方法もあります。
制作会社やデザイン会社は日頃から印刷会社と取引をしていますから、デザインをお願いすれば印刷までの手配をしてくれるところもあります。そもそも最初から広告代理店にお願いするというのも手っ取り早いかもしれません。

原稿制作のためのデザイン会社の手配から、印刷会社への手配、配達のスケジュールまで一括して見積りをお願いすることが出来ますから、手間は一番かかりません。当然、間に入る広告代理店のマージンがかかりますから、直接手配するよりも割高になる観は否めませんが、時間と手間をお金で買うと思えば安いものです。パンフレット制作をご検討中の方は、印刷会社だけでなく広告代理店にも相談してみるといいかもしれませんよ!

パンフレットとは?

会社案内パンフレット、会場の案内パンフレット、駅の観光所案内パンフレットなどパンフレットといっても用途は様々です。こうしたものにはいくつか呼び名があって、印刷業界では『パンフレット』、『リーフレット』、『フライヤー』、『チラシ』などと使い分けることがあります。

どれも聞いたことがあっても、どのような違いがあるかご存知でしょうか。

どれも会場案内や会社案内、など手に取って見てもらう類のものですが、一応説明しておきましょう。

◆パンフレット
案内・説明・広告などを記載した紙を小冊子状に綴った制作物

◆リーフレット
案内・説明・広告などを記載した一枚刷りで折の入った制作物

◆フライヤー
案内・説明・広告などを記載した一枚刷りの制作物(チラシよりも若干厚め)

◆チラシ
案内・説明・広告などを記載した一枚刷りの制作物

だいたい上記のように分類できると思います。いずれも、会場や商品の案内、説明、広告を印刷したものですが、チラシから始まってパンフレットが一番手の込んだ制作物になっていきます。パンフレットもリーフレットも仕上がりに大きな違いはありませんが、パンフレットが中綴じ加工が必要になる分だけ、制作料金がかかってしまいます。

ページ数を増やしたいが中綴じ加工までは手の込んだことをしたくないという場合には、A3で印刷したリーフレットを2つ折りにして、中にA4サイズのフライヤーを何枚か挟んで1セットにするという制作方法もあります。